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遊泳性のドョジョウ

天然記念物 アユモドキ
●アユモドキ

コイ目 ドジョウ科 アユモドキ亜科 アユモドキ属で、アユモドキ属では本種のみで、日本固有種。6本の口ひげがあり、体長15cm。ドジョウの仲間ですが、遊泳性が強く主食は水性昆虫などの底生小動物。1977年(昭和52年)7月に国の天然記念物に指定され、国際保護動物でもあります。琵琶湖淀川水系、岡山県に少数生息。琵琶湖及び内湖では、近年生息の確認はせれていません。(1992年に西の湖で見つかったのが最後の記録)
現在アユモドキが生息している水域では、地域住民などの、保護活動が進められ、少数ですが個体数は安定しているようです。
アユモドキの生息地は、流れの緩やかな川、沼湖で水性植物や岩や石の多い場所を好みます。戦後護岸工事などで水際の環境の悪化し生息、繁殖場所が減少するにつれて、急激にその個体数を減少させました。

 

アユモドキは天然記念物に指定されていますので採取、飼育など法律で禁止されています。私が、数年飼育しているクラウン・ローチはアユモドキ亜科の属しますので、日本のアユモドキとは生態が似ていると思われます。
 
クラウン・ローチ
 
●クラウン・ローチ  学 名 Botia macracantha  分 布 インドネシア

  クラウン・ローチはアユモドキと同じコイ目 ドジョウ科 アユモドキ亜科の仲間でボティア属
  姿は日本のアユモドキと基本的に似ているが、アユモドキと比べ体高があり、熱帯魚特有の派手な色彩

     
 
正面から見るとアユモドキと似ています   泳ぐのを止め土管の上に着低
     
●クラウン・ローチの生態

  ・ 遊泳性のドジョウですが、常に泳いでいるのではなく、水草などの物陰を好みます。

  ・水底〜中層を泳ぎ、ごく希に空気を吸いに水面まで上昇する。

  ・ 泳ぎ方は胸びれを上下にパタパタと動かす。(胸びれが赤色の為、この行動が非常に目立つ)

  ・ 浮遊力は少なく泳ぐのを止めると水底に沈む。

  ・ 餌を投入すると、忙しく泳ぎ口を床砂に突っ込み餌をさがす。

  ・ 警戒心は非常に強く、危険を感じると素早く物陰に隠れる。

  ・ 警戒心が無い時は、体を横にして休む事もある。

     
 
空気を吸いに希に水面まで上がる   斜めにも泳げる

 

 

日本のドジョウの仲間 日本には3亜科、6属、12種のドジョウが生息しています。(下表参照)

アユモドキ亜科 アユモドキ属  アユモドキ
 シマドジョウ亜科  ドジョウ属  ドジョウ
シマドジョウ属  シマドジョウ スジシマドジョウ小型種 スジシマドジョウ大型種
 ヤマトシマドジョウ イシドジョウ
 アジメドジョウ属   アジメドジョウ
フクドジョウ亜科 ホトケドジョウ属  ホトケドジョウ ナガレホトケドジョウ エゾホトケドジョウ、
フクドジョウ属  フクドジョウ

 

●アユモドキはご存知のように天然記念物に指定されていますが、他のドジョウたちの生息状況は。

  絶滅危惧TA類(ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種)

   アユモドキ

  絶滅危惧TB類(近い将来における絶滅の危険性が高い種)

   スジシマドジョウ小型種 ホトケドジョウ  ナガレホトケドジョウ イシドジョウ

  絶滅危惧U類(絶滅の危険が増大している種)

   スジシマドジョウ大型種 エゾホトケドジョウ

  絶滅のおそれのある地域個体群(地域的に孤立しており、地域レベルで絶滅のおそれが高い個体群)

   大阪府のアジメドジョウ

上記のように日本ドジョウ科12種の内(アユモドキを含む)、7種が絶滅危惧種に指定せれています。現在の日本の水辺環境はドジョウの仲間にとっては、厳しい状況にあるようです。残りの5種も個体数が、減少傾向にあると思われます。

現在のアユモドキが生息環境が改善し、大阪の淀川でもアユモドキが普通に見られるようになるのはいつの日でしょうか・・・

 

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